DELF B2のスピーキング試験って、ちょっと緊張しますよね。
「間違えたらどうしよう」「黙っちゃったらどうしよう」って不安になるのは自然なこと。でも大丈夫。
この試験で本当に大切なのは、フランス語を完璧に話すことよりも、「相手と自然にコミュニケーションが取れるか」という点です。
ここでは、実際によくあるNG行動を紹介します。当てはまっているものがあれば、今のうちに直しておけば本番で安心!
やりがちなNG行動
1. かたすぎる挨拶をしてしまう
試験官: Bonjour, asseyez-vous s’il vous plaît.
受験者: Bonjour, monsieur le professeur, c’est un grand honneur de vous rencontrer.
解説:
挨拶は「Bonjour」や「Bonjour, merci」で十分。試験官は“professeur”ではありません。あまりかしこまりすぎると逆に浮いてしまいます。
2. 試験官の指示があるまで動かない
「座ってください」と言われるまでずっと立ちっぱなしでいるのもNG
解説:
日本では指示があるまで従うのが礼儀とされますが、フランス語圏ではそこまで堅苦しくありません。試験は「対話の場」。状況を見て自然に行動できた方が、落ち着いた印象を与えられます。
3. 話が長すぎる
試験官: D’où venez-vous ?
受験者:(出身地の場所、人口、歴史、名物料理…と延々と話し続ける)
解説:
DELFでは「質問に的確に答える」ことが重視されます。必要な情報だけをコンパクトに伝える意識を持ちましょう。
4. 難しい単語をムリに使う
受験者: 難しい単語で語彙力アピールしたい!
解説:
B2レベルでは正確で自然な言葉選びのほうが高評価につながります。
5. 答えが短すぎる
受験者: 「Oui.」「Non.」「Je pense que oui.」
解説:
B2では理由や例を交えて説明する力が求められます。一言だけだと「表現力が足りない」と思われがちです。
6. 丸暗記したフレーズを使う
受験者: 事前に準備した模範解答をそのまま読み上げる
解説:
暗記した文はぎこちなくなりやすいです。DELFでは即興で話す力が大切なので、丸暗記よりも自然なやり取りを心がけましょう。
7. 話を遮られてパニックになる
受験者: 試験官に途中で遮られてあたふたする
解説:
試験官は時間をコントロールします。途中で止められても焦らず次の話題に切り替えれば問題ありません。
8. 試験官の表情に一喜一憂する
受験者: 試験官の表情を見て不安になる
解説:
採点は感情ではなく、共通の基準に基づいて行われます。表情に振り回されず、自信を持って話しましょう!
9. なんでも「はい」で答える
試験官: Vous êtes d'accord avec cette idée ?
受験者: Oui... oui aussi... oui...
解説:
B2では自分の考えを理由つきで伝えることがポイント。ただ「はい」と答えるだけだと、思考力が伝わりません。
DELFスピーキングはコミュニケーション力が大事
DELF B2で大切なのは、完璧さよりも「自然にコミュニケーションができるか」という点。
試験官に好印象を与えるには、笑顔を絶やさず、柔らかい表情で話すことで相手もリラックスしやすくなります。
そして、試験官の発言にはきちんと反応し、会話をスムーズで、一方通行にならないようにキャッチボールを心がけましょう。
最後に、たとえ文法ミスや言いよどみがあっても気にしすぎず、「伝えたい」という意志を見せることが高く評価されます。
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